DEATH NOTE 第37話
宮野さんが神だった!!
3クールにわたるアニメデスノもついに最終回。
ラストは少しオリジナル展開だったのですが、なんだかんだで月好きなので、個人的に原作より好きでした。
途中までは原作と同じ流れ。
40秒経っても誰一人死なず、激しく動揺する月と魅上。
魅上が名前を書き込んだノートに月の名前だけないこと、また魅上自身が月のことを神と呼んだことが証拠となり、月はついに自分がキラであることを自白。
当初は偽のノートを偽造しようとしたニアが負けで、ニアがノートを偽造するところまで読んでいた月の勝ちでしたが、メロの高田誘拐事件で、魅上が指示があるまで何もするなとの命令があったにも関わらず、月への忠誠心から月とほぼ同時刻に本物のノートで高田を殺したのが徒となってしまいました。
まあ、一番の功労者は一晩でノートのすり替えをやりとげたジェヴァンニですけどね。
ここまできてもニアの目を盗んで腕時計に仕込んだノートの切れ端でニアを殺害しようとし、松田に撃たれ、のたうちながら魅上に皆を殺すようわめき散らす月。
無様です。
計画通りに進まず動揺してからここまで、宮野さんの迫真の演技がとにかくすごくて圧倒されました。
で、ここから原作なら「お前なんか神じゃない!」と魅上が月を見捨てるわけですが、アニメ版では魅上が自殺。
自分が神だと思っていた者の醜い姿に絶望したのか、月はもう助からないとみて、神のいない世界で生きていたくないと思ったのか、その想いは魅上にしか分からないことなのですが……。
魅上が自殺した騒動に乗じて倉庫から逃げ出した月が、過去の自分と擦れ違い、階段で力尽き、最期に見たのがLの幻だったってのも良い演出だなぁ~、と。
もうこれ以上は駄目だと思ったリュークが月の名前を自分のノートに書くシーンも、最期の最期まで月が往生際悪く縋るシーンもカットされてて、原作で後味悪い思いした私としてはこの終わり方は満足。
ミサの自殺を思わせるシーンもありましたが、後追い自殺かニアがノートに書き込んだか想像にお任せって感じですね。
原作以上に非道極まりない月で、こんな綺麗な終わり方をしていいのかと賛否両論ありそうですが、演出勝ちだと私は思います。

DEATH NOTE Vol.7

ぶっ生き返す マキシマム ザ ホルモン
Posted at 17:48:22 | DEATH NOTE デスノート | コメント:0 | トラックバック:35