2009年06月22日

鋼の錬金術師 第12話

「一は全、全は一」

師匠、待ってました！！

前回は見逃してしまいましたが、今回は楽しみにしていたイズミ師匠登場。
やっぱり良い性格してるなぁ～とニマニマしてました。

決死の覚悟でイズミの元に会いに来たエルリック兄弟。
身体が弱く、しょっちゅう吐血することを除けば最強な師匠とバイオレンスな再会を果たすことに。

エルリック兄弟がイズミに弟子入りするきっかけは、氾濫した川を錬金術で防波堤を作って助けたイズミの錬金術師としての腕前に惚れ込んだから。
イズミに弟子を取る気はありませんでしたが、必死で頼み込んだ結果、二人残された無人島で一ヶ月生き延び、「一は全、全は一」の答えを見つけたら弟子にしてやると許可を得ました。

サバイバル生活の中で、錬金術と食物連鎖が似ていることに気付き、「全は世界、一は俺！」という答えにたどりついたエド達は、イズミから弟子入りの許可を得たようです。

修行時代にあまりの強さにすっかりエルリック兄弟に恐れられていた師匠ですが、師匠もまた、禁忌を犯していたことが今回明らかに。
長年恵まれなかった子供をようやく授かったのに、妊娠中に病気になって死産。子供を取り戻そうと人体練成を試みましたが、結果は母親を取り戻そうとしたエド達同様、人体練成で出来たものは自分達の子供ではありえず、代償に内臓のあちこちを奪われて今のような病弱な身体になってしまったようです。

修行時代にそのことを話していたら、あるいはエルリック兄弟は禁忌を犯さず身体を失うこともなかったのではと詫びる師匠でしたが、エド達は自分達がしたことが原因だから仕方ないと空元気。
そんな二人を抱きしめて「無理しなくていい」と声をかける師匠と、強がりが解かれて「ごめんなさい」と謝る兄弟の師弟愛にホロリ。

賢者の石に詳しい錬金術師、ということでイズミ師匠からエド達の父親、ホーエンハイムの名が挙がりましたが、父子の再会も楽しみです。


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2009年06月08日

鋼の錬金術師 第10話

「それぞれの行く先」

ついにこの回が来てしまった……。

病室で第五研究所での一件をアームストロングやヒューズに話したエド。
突然お見舞いに現れたブラッドレイ大総統が軍内部に不穏な存在があることを明かし、事態が判明するまで行動を慎めと命令して嵐のように去って行き、入れ違いでやってきたウィンリィがエド達の次の目的地ダブリスの手前のラッシュバレーに連れて行け！と言って、共にセントラルを立ったところまでは平和だったのですが……。

面倒見が良く、数日の間にウィンリィからもすっかり慕われ、これでもかってくらい家族から愛し愛されている姿を見せ付けてくれていたヒューズが、書庫で調べものをしていてあることに気付いてしまったがためにホムンクルス達に襲われ、殺害されてしまいました！！
なんでこんな良い人が、こんなに早くこんな退場の仕方をしなければならないんでしょうか。
辛過ぎる！！

ヒューズの訃報を知らずにラッシュバレーに向かっているエド達と、大好きなパパの葬式で悲しみの声をあげるエリシア達、親友の墓前で静かに悲しむロイとの対比がまた胸に刺さる。

お人好しなアームストロング少佐から、ヒューズ殺害の犯人について軍上層部に関わる組織と賢者の石というヒントをもらい、軍上層部にくらいつく！という決意を固めたロイ。当然のようにそれに付いていくと言うリザ。
果てしなく困難な道ですが、頑張ってもらいたいです。


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2009年06月01日

鋼の錬金術師 第9話

「創られた想い」

あんた達、たった二人の兄弟じゃないっ！！

前回の戦闘で負傷したエドが入院し、ウィンリィがオートメイルの出張修理にやってきました。

まず、何でも自分で解決しようとするエドに、ロス少尉とブロッシュ軍曹が降格覚悟で説教かましたシーンが良かったです。
ロイとかと違って、あくまで普通の人間ではありますが、そういう人がもっと大人を頼りなさい！って叱ってくれるのはありがたいですね。

そして、ウィンリィ。
疑心暗鬼にかられて、ついにエドに対して鬱積した思いをぶちまけたアルに、黙ってその場を立ち去ったエドに変わって泣いて怒ってくれました。
基本的に言いたくないことは無理に言わなくてもかまわないってスタンスのウィンリィですが、言葉にしないと分からないこともあることを知っている。
自分が母親を行き返らせようと誘ったせいで、結果としてアルが肉体を失ってしまったことに対し恨まれているのではないかと不安だったエドですが、そんな気持ちを素直に打ち明けるタイプでもないので、この場にウィンリィがいてくれて本当に良かったです。
ウィンリィがいなかったら、兄弟が和解するまでに相当時間がかかったかも。

で、今回も親バカ兼包容力ある頼れる大人として素敵だったヒューズ。
あまりに不吉な次回予告に今から胃がきりきりします。
エルリック兄弟やウィンリィにとっても既に大切な人になっているでしょうけど、彼の親友であるロイにとっては、また特別。
次回は覚悟して見なければ！


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2009年05月25日

鋼の錬金術師 第8話

「第五研究所」

俺、昔っからあいつと喧嘩して勝った事がないんだ！

前回見逃してしまったため、記事がひとつ飛んでしまいました。すみません。
場面は元第五研究所でエルリック兄弟が二手に分かれて、エドがスライサーと、アルがチョッパーとやりあうところになってました。

オートメイルに不具合もあり、押され気味のエドに対して、エドが昔から喧嘩して勝ったことがない！と自慢するだけあって、アルは戦闘面では流石というかなんというか……。
ただし、精神面では思い切り揺さぶりをかけられてました。
見逃してしまいましたが、前回、エドが「ずっとお前にいおうと思ってたけど、怖くていえなかったことがあるんだ」と意味深なセリフを言って、肝心の内容を伝えてなかったことが疑念を深めたみたいですね。
アルのことをエドに作られた鎧人形じゃないかとか、記憶さえ作られたものではないかとか、年のわりには落ち着いているとはいえ、まだまだ子供なアルを不安にさせるには十分なもの。
その頃、エドはスライサーに対して、「あんたらのこと人じゃないと認めちまったら、俺は俺の弟を人じゃないと認めることになる」と、敵のことさえ人間として認めちゃうほどアルのことを想ってたんですけどね。

そんなエドの甘ちゃん発言に呆れて、スライサーも賢者の石のことを話してくれそうになったのですが、そこはホムンクルス達が許さず。
お亡くなりになったスライサーには南無ですが、前期ではオリジナル設定でエドのことを毛嫌いしていたエンヴィーが、原作どおりのスタンスでエドに接してくれて、アルの元まで配達してくれたことは嬉しかったです。これで声がバーロにならず、前期のままだったら文句なかったのに。

一方、妻子に対して盛大にノロケつつ、ロイに情報を流すヒューズさん♪
デレデレバージョンも真面目バージョンもどちらも好きだ！


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2009年05月11日

鋼の錬金術師 第6話

「希望の道」

地獄なら見た！

スカーに壊されたエドの右腕を修復してもらうべく、幼馴染で専属整備士のウィンリィの待つリゼンブールへ向かうことになったエルリック兄弟。
アームストロング少佐が同行することになったわけですが、見送りのヒューズに癒され、貨物扱いのアルに涙をさそわれました。
羊と一緒にされてるアルは可愛かったけれども、扱いひどいよ。

途中、休憩した駅でアームストロング少佐が生体錬成の権威として名の知れた元国家錬金術師のドクター・マルコーを見付けたことがきっかけで、自分達の肉体を取り戻すための情報を得られるかもしれないとマルコーに興味を持ったエドは会いに行くことにしましたが、軍にいた頃、自分がしでかしてしまったことにトラウマを持ち、二度と関わりたくないマルコーはそれを拒否。
結局、エドの決意がどれほどのものかを感じてヒントだけはくれましたけど、エド達と別れた後、部屋にラストが……。

そんなことは知らないエド達は、本来の目的を果たしにリゼンブールへ。
お互い素直じゃないエドとウィンリィのやりとりがなんか可愛い。
エドのこと邪険にしつつも、連日徹夜で急いで修理してくれるウィンリィに愛を感じます。
マルコーから話を聞いたことで、すぐにでも旅立ちたくてそわそわしつつも、修理が終わるのを待つ間、母の墓参りに行くエド。
エドを待つ間、ピナコ婆ちゃんから、国家錬金術師になった際、身体を取り戻すまでは！とエドが自ら家を焼くことで退路を断った話を聞いたアームストロング少佐は案の定感動してましたが、エルリック兄弟が選んだ道は本当に過酷としか言いようがないですね。


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2009年05月07日

鋼の錬金術師 第5話

「哀しみの雨」

また歩き出すよ、
生きてる限り立ち止まれないから。

すっかり書くのが遅くなってしまいましたが、第5話感想です。
エドじゃないけど、無関係の人を巻き込む復讐に正当性も何もないですね。
軍との戦闘で（これはどちらもやりすぎだけど）街はボロボロだし。

……というわけで、ただでさえニーナのキメラ化で凹んでいたところ、そのニーナがタッカー共々何者かに殺害されたことを知って、更に自分の無力さなどにショックを受けたエドとアル。
そんな二人の前に、国家錬金術師を執拗に狙うスカーが現れました。
絶体絶命のピンチの中で、互いを思うが故に口論になる兄弟愛にホロリ。
特に、エドを叱り付けるアルが男前で格好良かったですｖｖ

エルリック兄弟のピンチに駆けつけたロイ達はというと、アームストロング少佐とリザが活躍。
ロイは残念ながら雨天のため、無能扱い。
スカーが多くの国家錬金術師が功績をあげたイシュヴァール殲滅の生き残りだということが分かって、ロイ達はスカーが国家錬金術師に復讐する理由を理解するも、エドは無関係の人を巻き込む復讐に正当性も何もないと一刀両断。
確かにスカーが復讐にかられる気持ちは分かりますが、だからといって、無関係の人まで巻き込んでいい道理なんてないですもんね。

一方、リオールの街では、死んだはずの教主が演説して民を扇動しているかと思ったら、それはラストの仲間のエンヴィーの変身した姿でした。
エンヴィー、大好きなキャラだっただけに、中の人がバーローになってたことが、ロイの時の数倍ショックです。
中の人に罪はなくても、どうしても身体は子供頭脳は大人な蝶ネクタイ眼鏡少年を連想してしまう……。

次回はスカーに破壊されたオートメールを直してもらうために、幼馴染のウィンリィーの待つリゼンブールへ。


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2009年04月27日

鋼の錬金術師 第4話

「錬金術師の苦悩」

ニーナとアレキサンダーどこ行った！！

覚悟はしていましたが、やっぱり胸糞悪い鬱な展開でした。
日５にこの展開はきついですね。

今回ロイの紹介でエドとアルが向かったのは、人語をしゃべるキメラを作ったことで2年前に国家錬金術師の資格を取ったショウ・タッカーの元。
生態練成に詳しい綴命の錬金術師です。
2年前、極貧生活が原因で奥さんに逃げられ、一人娘ニーナと愛犬アレキサンダーと暮らしてましたが、昨年の国家錬金術師としての査定で良い結果が出せなかったため、国家錬金術師の資格を剥奪されないためには後がなく、最近は娘のニーナの相手をほとんど出来てないらしい。
それでもニーナは優しいお父さんのことが大好きで、タッカーの書斎を借りて人体練成について調べつつも、エドもアルもニーナやアレキサンダーと一緒に全力で遊んだりして楽しんでいたんですが、やっちゃいましたね。
ニーナとアレキサンダーを使って、人語を喋るキメラを作ってしまいました。
「エドワード」としか教えられてないのに、エドのことを「エドワードお兄ちゃん」とキメラが呼んだことで、敏いエドはすぐにそのキメラがニーナだと気付きましたが、いくらタッカーを責めても、現時点で一度キメラとなった者を元の人間に戻す手段はなく……。
あんなにタッカーのことを慕っていたニーナを、自分が国家錬金術師であり続けたいためだけに犠牲にするとか、本当に外道ですよ。
たった一人の女の子すら救えないってことに打ちひしがれるエドもつらい。

おまけに、国家錬金術師を次々に殺害しているという傷の男・スカーにより、タッカーは因果応報とはいえ、何の罪もないニーナまで、もう人間には戻れないし救われないって理由で殺されるし、本当にもうって感じですよ。
タッカーに関しては放置しといたらまた何かやらかしそうなのでこれでもいいけど、ニーナに関してはスカーの価値観で勝手に殺すな！って思ってしまいました。
まあ、キメラになった上、父親まで死んでしまったら確かに生きていても地獄かもしれないけど……。


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2009年04月20日

鋼の錬金術師 第3話

「邪教の街」

「あんたには立派な足がついてるじゃないか。何にも縋る必要なんてない」

今回はリオール編。
数年前に現れ、奇跡の業を使うというコーネロ教主の話を聞き、彼が賢者の石を持っているのではないかと当たりを付けたエドとアル。
亡くした恋人を蘇らせてくれるというコーネロに心酔した、熱心なレト教信者のロゼの案内でコーネロに面会することになったけれど、コーネロは問答無用でエド達を始末しよう戦闘態勢。
結果はコーネロの自滅で、賢者の石も砕け散ってしまい、コーネロが持っていたのが本物の賢者の石ではなかったことが分かったエドも傷心。

前作で2話使った話を1話にまとめただけあって、やはりさらっとした印象だったのが残念でした。
ロゼにいたっては、恋人のくだりとかまったく掘り下げてないこともあって、かなりウザく痛い子になってます。
いくら突然縋るものを失って動揺しているからといって、エドに銃を向けた挙句、賢者の石を独り占めするつもりなのかと糾弾するとかどうなのかと。
せめて銃を向けなければ、まだマシだったのに……。

でも、「立って歩け。前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。何にも縋る必要なんてない」ってエドの言葉は何度聞いても良い！
重い言葉ですね。
ラストとグラトニーがコーネロを始末するシーンも、日５に流すのはどうかと思いますが、容赦なくて良かったです。

次回はニーナの話。
また、あの鬱展開が待っているのかと思うと軽く憂鬱なのですが、気を引き締めて視聴したいと思います。


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