「光る影」
アバンタイトル。
アポロの顔して、何故かかかず声。
「え? なんでシルヴィア? しかも、これは第1話でバロンが連れ去られるところ。うわ、画面変わった。ひ~、バロン死んじゃうーっっ! これって前回のあまりにあっけないバロンの死のシーンじゃない。どういうこと?」って思ったら、シルヴィアの夢でした。
アポロになって過去の体験を夢見るなんて、(前回もすごく雰囲気良かったし)いよいよアポロ×シルヴィアが本格的に惹かれあってきたってことかな、と、トーマ×アポロの次にアポロ×シルヴィアをプッシュしている私が喜んでいる間にOP。
これぞ、アニメの主題歌って感じで、アニメに思いっきりリンクしていて、テンポもノリも良いこの曲が大好きです。第13話を見て、これがトーマ→アポロニアスのラブソングに違いないと確信してからはなおさら愛着沸きました。
Aパート。
シルヴィアはソフィアさんの部屋で、夢の中でアポロになっていろんなことを体験したことを語ります。
はじめは暗い森の中。雪が降ってきて震えているアポロ(子供)に、バロンがパンを投げて寄越します。
次に、朝日を背景に真っ裸(←何度見ても、衝撃的! 目が釘付けになってしまう腐女子な自分が恐ろしい)で歩いてくるアポロに、うっとり魅了されたとしか思えないバロン。
アポロ→バロンはかけがえのない友人だけど、バロン→アポロは友情だけでは済まされない何かがあるとしか思えない私は終わってますか、そうですか。
そしてバロンは「(太陽の化身)アポロ」という名前をアポロに与えます。この時点でアポロがすっかりバロン大好きっ子になったのは間違いないですね。
で、バロンや子供たちと過ごすアポロ(の姿をしたシルヴィア。でも、何故か知らないはずの子供たちの名前まではっきり分かるらしい)ですが、そこへトーマ様降臨! 麗しい!!
シルヴィアはトーマ様のことが嫌いみたいですね。嫉妬だったら嬉しいvv
場面は変わって、ヨハネスに琥珀に封じられた羽の奪還が出来なかったと報告するトーマ様。
「羽に託された情報は分からないままか」と残念そうなヨハネスに「私の力が至らぬばかりに」とか言ってますけど、トーマ様ははじめからそれを望んでいたわけですよね。顔色一つ変えずに思ってもないことを言うトーマ様が素敵ですvv
オトハは庇うんですけど、モロハの厭味が楽し過ぎる!
「大方、あの裏切り者への未練によって攻撃の手が鈍ったからであろう」とか、
「ならばどうして、そのように穢れたアポロニアスの羽を兜に飾りたて、後生大事に持ち歩いているのだ?」とか。
やっぱりこの羽ってアポロニアスの羽だったんだ!!って、アポロニアス×トーマ派(リバ、大いに可。ただし、トーマ×アポロはリバ不可)としては嬉しい悲鳴あげまくりです!
もうっ、トーマ様ってば一途なんだからvv
ですが、トーマ様はしれっと答えます。
「これは証。一万二千年前、われらの後継者を授かるため、聖なる羽の交わりの相手(←この表現が厭らしい)として選ばれしアポロニアスに裏切られた愚かな自分を忘れぬための証」うつむいていて、その表情は見えません。
「ふん、くだらぬ。それが未練がましいというのだ」っていうモロハのツッコミが最高! いや、まったくそのとおり! でも、それでこそトーマ様!
とはいえヨハネスはそんなことよりアポロの力のほうが気になる様子。
レンシが言うには、一万二千年前の力には及ばないものの、アポロは堕天翅族にはない新たな力を身につけているらしいですね。
でも、アポロが生命の木の花を受粉させ、新たな世界を生み出す実を結実させるに至らなかったとしたら、「ひとおもいに太陽の翼を切り裂くまで」と邪悪な笑みのトーマ様なんですが、切り裂くって、切り裂くって……(ドキドキ)。いつでも妖しい雰囲気のトーマ様に言われると、いかがわしい想像をしてしまうのですが。
そして場面はシルヴィアたちに変わります。
シルヴィアはトーマ様が出てきてから、場面が次々切り替わり、一万二千年前にセリアンの前からアポロニアスが消えたこと、幼いころに両親を失い、今度はバロンを失ったことなど語るのですが、
ここで泣き出しちゃうシルヴィアが愛しい! うわー、すごく可愛いよ! いいよ、アポロ×シルヴィア! なんだかんだでいつも喧嘩ばかりしてるけど、アポロのこと、好きなんだね。だからアポロがつらいのが自分のことのように悲しいんだね!
アポロの悲しみの強さがシルヴィアの心の中に入り込んだのかもしれないと語るソフィアは、アポロ×シルヴィアの味方ですねvv
でもって、それを聞いて、「そんなの気持ち悪~い!」って思いっきり顔を顰めるシルヴィアが好き。
大きく広げた羽の絵を見たシルヴィアは、アポロニアスのちぎれた羽、自分の羽のことを思い出します。
ソフィアはシルヴィアがアポロニアスのちぎれた羽のことだけ思い出したと思ったようです。シルヴィアとアポロが琥珀の羽に触れたことはお見通しだったようで、過去生を思い出したのかと聞くと、シルヴィアも素直にうなずきました。
でも、人の記憶はひどく曖昧なので、アポロが感じたのが本当に過去生の記憶かどうかははっきりと言い切れないらしい。
アポロがディーバに来てから得た知識によって、偽りの記憶が生じた可能性もある。
堕天翅の羽には特殊な力があるから、その内容を読み取っただけかもしれない。
また、無意識のうちにアポロがシルヴィアの記憶を自分の記憶として錯覚した可能性もある。
もしかすると、アクエリオンで合体するたびに思い出を共有しているのかもしれない。
ブラコンのシルヴィアはシリウスはともかく野生児アポロと思い出の共有なんて冗談じゃないと言いますが、それならなんであんなにうまく合体できるの、とソフィア。アポロと合体するたび、すごく気持ちいいんだもんね、シルヴィア(ニヤリ)。
「人の気持ちとはやっかいなものね。自分の気持ちさえ簡単には見えない」
それって、自分自身のことでもありますよね、ソフィアさんvv
Bパート。
いきなり戦闘です。
今回は麗花・ピエール・ジュンです。
敵の姿が見えないので、合体して捜索することにしますが、ここで合体時のセリフがないのが悲しい。毎回、これが楽しみなのに!!
麗花ヘッドでうまくいかなかたので、今度はジュンがヘッド。今度は合体のセリフがありましたvv
ピエール 「キタァーーーーーっっ!!」
麗花 「ふあぁぁあぁぁーーーっ!」
ジュン 「ヤバ過ぎですぅ~~~~っっ!!」 アクエリオンマーズは技を繰り出そうとしますが、なかなかうまくいきません。
司令部ではジュンが使えないと、不満の声がいっぱい。
そこへ
不動
「静まれ!! お前たちはどこへ目をつけている。ジュンは確かに念写さえまともに出来ていない。しかし、見えない敵にいつ襲われるかしれない恐怖の中で初めてヘッドになり、増幅された恐怖と戦い、震えるおもいで見えざるものを見ようとしている。その必死の思いが見えぬか!」ひぃぃぃ~~! なんだかすごく格好良いこと言ってるんですけど。
不動の言ってることって、大抵よく分からなかったり、そりゃ違うだろうってことが多いのですが、今回はすごくまともですよ。
一方、アポロ。
バロンのバンダナを見つけて、深い悲しみが胸を襲います。切ない。
でもって、アポロニアスとセリアンの過去を思い出したアポロの背中に羽が。んでもって、なんなんでしょう、これは!
アポロがアポロニアスになってしまいました。こんなのってあり!? うわ~、びっくり! なんでもありだなぁ、このアニメ。
かと思ったら……奮闘するものの、やられちゃうジュンたちに司令部が慌てていると、アポロがやってきました。アポロニアスじゃないよ? あれ? さっきのって目の錯覚?
と思ったら、口調がアポロじゃない(「やっとお目覚め(by.リーナ)」)。
「みんな、何をしている! なんて無様な闘い方だ。奪われし命の弔いだ。いくぞ、セリアン!」
表情まで違ってます。すっかりアポロニアスです! それにセリアンって? シルヴィアでしょ、彼女は。
不動はすぐに出撃許可を与え、
「全とっかえだ!」と3枚のカードを机に叩きつけるのですが、ここって笑っていいところですよね? そうですよね? 「全とっかえ」って言い方がお茶目だ。しかも、無駄に熱いところがいい。
シリウス 「うぉ、うおぉぉぉぉーーー。」
シルヴィア 「アアアーーーッ」
アポロ 「アアアアァーーー。」
シリウス 「なんという光」
シルヴィア 「もうっ、いきなり…っ」「いくぞ、セリアン。バロンの仇を討つ!」と声をかけてきたアポロに、シルヴィアはアポロが過去生と現在(いま)がごっちゃになっていると悟ります。
心を静めないと敵は見えないらしいですけど、シルヴィアは兄とアポロ、どっちが太陽の翼か気になって仕方なく、思考に大幅な乱れが出来てしまいました。
アポロが命令口調で注意しますが、本物の太陽の翼ならもっと優しいはずと反発。「あなたは誰なの?」と聞かれたアポロは敵からの攻撃を受けてしまいますが、次の瞬間、
コクピットからアポロの姿が消えてしまいました。え、なんで?
まさか、そんなことになるとは思ってなかったんでしょう。「嘘でしょ、アポロはどこ!?」と悲痛な叫びを上げるシルヴィア。
オトハ 「お見事です、トーマさま。目に見えぬ神秘のベールによって、太陽の翼を見えない恐怖を味わうことでしょう」
トーマ 「羽なし共は目に見えるものしか信じない。さあ、どうする。心砕き者たちよ」
本当にアポロがいないのならば、合体も解除されるはずですが、合体は解除されていません。
では、アポロはどこへ?
バロンのバンダナを見て、取り乱すシルヴィア。
シリウスは「今は取り乱すときではない」と言いますが、
「私の気持ちも知らないで!」とシリウスを殴るシルヴィアにびっくり。あのブラコンが!
すぐにシルヴィアは謝りますが、シリウスもびっくり。そりゃそうでしょう。しかも、殴られた原因がアポロだしね。
シルヴィアはソフィアの言葉を思い出します。
そして、自分の本当の気持ちが分からないから、アポロのことまで見えなくなったのだと悟ります。
「なんだ、この荒れ狂う嵐のざわめきは…」ってシリウスのセリフは、シルヴィアの気持ちのことですね。
アポロ×シルヴィア、めくるめく愛の回想シーン!!
シルヴィアがやっと自分の本当の気持ちに気付くと、シルヴィアの腕の中にアポロが!うわ~、感動! すごくいいよ! 愛だよ、愛!
そして歌が入ります! すごくイイ! スピード感がたまらない!(挿入歌だと思ったら、そのままEDになっちゃいました。AKINOさんの「荒野のヒース」。どうやらサントラに収録されてるみたいですね)
息ぴったりのアポロとシルヴィアは強い。敵が見え、攻撃もヒット。
「影に、隠れていたのね」とソフィア。
そして、お決まりの画面いっぱいのアップ顔で不動が「そう、心の影に」と続けます。
で、今回の技の名前が出ます。
今回は「光影合一拳」。アポロとシルヴィアの愛の為せる技でしたvv
ED後に満天の星空の下、バロンのバンダナを差し出すシルヴィア。「ありがとう」と言って、シルヴィアの手をぎゅっと握り締めるアポロ。
満腹です。満足です。
次回はピエールの話のようですね。
初恋の人と思わしき女性、とっても美人ですvv ピエール大好きなので、彼にも頑張ってもらいたいな。
今回のEDをもっと聴きたい方はサントラをどうぞ。
私も早速……。

「創聖のアクエリオン」オリジナルサウンドトラック

創聖のアクエリオン