「疾風(かぜ)~燃ゆる覚悟~」
初めての恋に浸ることも許されないなんて!!アクシデントで下着姿で重なり合うことになった初々しい二人。
せめてキスを!!と思いましたが、シエロに邪魔されてしまいましたね。
でも、慌ててジュリエットから飛びのくロミオと、恥らうジュリエット、どちらも可愛過ぎる!!
ロミオは何故、ジュリエットが男装しているか疑問に思いますが、ジュリエットに「聞かないで」と言われてしまいました。
それでも、しっかり再会の約束を取り付けることに成功。
オーディンと赤い旋風が同一人物でないかと頭によぎるものの、「あんな可愛い人が…」と自分の考えを打ち消すあたり、本当に恋は盲目だと思いますよ。
でも、デレたロミオがめちゃくちゃ可愛い。
そして、ロミオへのお礼に一生懸命ハンカチに刺繍をほどこすジュリエットが更に可愛かった!!
アイリスの花を見ながら、下手だけど一針一針愛を込める姿がいじらし過ぎて胸きゅんですよ。
貴族との恋に反対しつつも、ジュリエットにはまだシャツを縫うのは早いと、ハンカチに刺繍をしてはどうかとアドバイスしてあげるコーディリアも優しいなぁ~。
でも、初々しい二人の恋とは対照的に、町では本格的な赤い旋風狩りが始まり、食糧まで規制されていました。
飢えを満たすため、偽の赤い旋風情報を流す者も増え、冤罪で逮捕される者も多数現われる始末。
モンタギューの圧政に反対のロミオは町での騒動を見かねて助けに行こうとしますが、ペンヴェーリオに「大公に逆らったりしたら、たとえ息子の君だって……。今は堪えるんだロミオ。いつか君が新しい時代を作ればいい!!」と諫められ、ジュリエットはジュリエットで漸く赤い旋風狩りのことに気付いて助けに行こうとしたところをキュリオに「貴族の息子に現を抜かしている間は街に見向きもせず、気が向いたら助けに行くのか? 俺たちはそんなお姫様を守って来たわけじゃない!!」と痛い言葉を浴びせられ、甘い恋に酔うことすら許されない。
でも、ペンヴェーリオやキュリオの言葉にも一理あるけど、現に今苦しんでいる人たちを見殺しにしていいのかと疑問に思うし、ジュリエットに関しては特に、そもそもそんな説教をするには育て方を間違ってたんじゃないかと思います。
つい先日まで自分が何者であるか何も知らされてこなかったんだもんなぁ。
で、今回、一番良いところをかっさらっていったのが、ドクター・ランスロット。
赤い旋風の疑いをかけられ火炙りにされそうな人たちを救うため、また、ネオ・ヴェローナの希望であるジュリエットに生き残ってもらうため、赤い旋風に扮して公開処刑の場に颯爽と現われるなんて!!
ジュリエットに対して、「あなたは私が信じて来たとおりの方だった。あなたが命を懸ける場所はここではない。ネオ・ヴェローナに未来を……!!」って言ったシーンは泣けましたよ。
でも、次回を見るのが恐い。
きっとランスロットのことが、ジュリエットにモンタギューと対立する覚悟を決めさせることになるんだろうな。

ロミオ×ジュリエット -1-
祈り~You Raise Me Up リナ・パーク
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