KNIGHT OF TRUST プレイ日記
体験版をプレイして、「このヤンデレすげーっっ!! ナカニダレモイマセンヨ、どころじゃねェーっっ!」と興奮して、冬コミで買ってきました。
血沸き肉躍るのが平気で、オヤジ主人公総攻めがOKで、ヤンデレスキーならプレイしてみる価値はあるかと。
非常に人を選ぶゲームだとは思いますが、ツボにハマればかなり面白い。
主人公は平民出の王国騎士団団長。
王に対する忠誠心と兵士としての腕は折り紙つきですが、実直真面目といえば聞こえはいいけど筋肉馬鹿で、自分に向けられる感情に対する鈍さは尋常ではない中年オヤジ。
10年来の部下にずっと上官でいる約束をした戦のすぐ後、謀反の手が迫っている王から「自分を護って欲しい」と乞われたのが物語の始まり。
攻略キャラは3人で、主人公ゲルドが絶対の忠誠を誓っており王国最強と謳われる少年王エレンと、エレンの側近でツンツンしててゲルドとは仲の悪いカインと、10年前に戦場で命を助けられてからゲルドを病的なまでに慕う部下・シュミット。
攻略順は決まっていて、エレン→カイン→シュミットの順。
シュミットルートに入ると、主人公がシュミットに変わり、シュミットの心情が赤裸々に明かされます。
クリア後の好きキャラ順位はシュミット>カイン>エレン。
まず、ヤンデレ代表シュミット。
エレンもカインルートではヤンデレ化しますが、このゲームはやはりシュミットあってのゲームでしょう。
エレンルートで主人公の裏切りが元でヤンデレ化してこれでもかってくらい恐怖を撒き散らしておきながら、カインルートでは一転して約束を守りさえすればこんなにも一途で可愛い子なのかと目からウロコにさせられ、ラストのシュミットルートではゲルドに対する執着の異常さはエレンルートのヤンデレっぷりで知ってるつもりだったけど、まさかここまでゲルド一色だったとは!?と改めてシュミットのゲルドへの偏執ぶりに戦慄を覚える。
最初にエレンルートをプレイして、約束を違えた後のシュミットのイカれっぷりに「これはすごいヤンデレだ!!」と思いましたが、シュミットルートで10年間ゲルドさんにハァハァし続けてきたシュミットの日常を知るとシュミットの暴走っぷりも納得がいくというか……とにかく、シュミットのゲルド命っぷりに感服しました。
これだけ年がら年中一日24時間シュミットに欲情され続けてきて、まったくシュミットの気持ちに気付かないゲルドっていったい……。ここまで鈍感だと、行き過ぎた愛情故にシュミットに骨まで血肉喰らわれても文句言えないと思います。
2番目に好きなのはカインですが、ものすごく生真面目で一途で不器用で可愛い人だな、と。でも、ゲルド×カインより、カイン×エレンの相思相愛っぷりに萌えた。カインとエレンの互いに依存した関係が好きだ。
カインルートは、いくら血のことがあるとはいえ、カインとエレンの信頼関係を思うとエレンの豹変っぷりは無理があるんじゃないかとか、転生シーンはない方が雰囲気が出て良かったんじゃないかとか不満もありましたが、余裕のないカインがたくさん見られておいしかったですvv
エレンは身分違いの恋ってことで王道だったのですが、他の2ルートが非常に衝撃的な内容だったのでややインパクトに欠けるのが残念。いや、でも普通に面白かったですよ。