地獄少女 三鼎 第16話
なら、やってみればいい。
必死に地獄流しを止めようとするも、いつもうまくいかず、苦悩のあまり半ノイローゼのゆずき。
またしても目の前で藁人形の糸を解こうとしている男(名和)を見付け、止めるために駆け寄ろうとしたところをあいちゃんに邪魔され、名和の過去と未来を見せられました。
年頃の女性には興味がなく、近所の幼女・加代と仲が良く、いつも一緒に遊んであげていた名和。
そんな彼は、同僚が加代の際どい写真を盗撮していることを知り、加代に危害が加えられるのではと危機感を持ったようですね。
同僚は見ているだけで、実際に手を出す気はない、と言いましたが、同僚のことをまったく信用してなかった名和は速攻地獄流しを決行!
死後、地獄に行くことが決まっている自分は幸せになる資格がないと思い詰めていたところに、新任の事務員がやってきて、彼女の積極的なアピールによって二人は親密な仲になることになったのですが、自分の罪を受け入れて、現世での幸せを夢見させてくれた彼女は、実は名和が流した同僚と交際していた仲で、同僚と仲が良かったとされる名和に近付いたのも、そもそも同僚が行方不明になった理由を知りたいから。
彼女は、同僚がロリコンだと知っていても、自分と二人の時は普通だったということで、本気で同僚のことを想っていたようですね。
人を恨めば穴二つ。
同僚を地獄に流した名和は、その報いを受けて地獄に流されてしまいました。
そんな名和の過去未来を見せて、憎しみの連鎖が止まらないことをゆずきに伝えるあいちゃんですが、抗うのをやめないゆずきに、ならやってみればいい、と言い残して消えることに。
正直、一人二人、仮に救える日が来たとしても、ゆずきに根本的な解決は出来そうにないのですが、ゆずきの苦悩はいつまで続くのでしょうか?
思うようにならない世界に、いつ逆切れしてもおかしくないような気がする……。

地獄少女 三鼎 一