創聖のアクエリオン 第23話
さて、今週は初っ端から名言をかましてくれます、不動司令。
今回は「夢」。
その字を見て「なんだそれ?」と聞くアポロに「人が失ってはならないものだ」と答えます。
失ってはいけないもの=食い物だと思うアポロですが、夢がなければ生きていても意味がないというのが不動司令の持論のようです。
でも、人が夢を抱えて生きていくのは難しい。
『夢』に『人』と書くと『儚』。
不動司令はアポロもシリウスも『儚』と評しました。
そして、夢を掴むのも儚くするのもすべて自分の手次第。
夢に向かって精一杯生きろってことですね。
Aパート。
グレンに双翅の翅が移植された時のことがグログロしく描かれます。
血管は浮き出、充血した目は今にも飛び出さんばかりで、左目から翅が生え、何本もの針のようなもので張り付けにされたグレンの手の平の皮を突き破って、何匹かの蟲が出てきます。
グレンは自らこのプランに志願したらしいですが、それにしても平然とこんなことをやってのける新国連軍のメンバーの神経を疑ってしまいますよ。
そのことを知ったエレメント生達の間に動揺が走りますが、今回のジェロームは黒さが5割増しくらいありますね。
「堕天翅の翅は人間の身体能力を極限まで高めてくれる。だから強攻型アクエリオンの登場者は一人なのだよ」と平然と言ってのけます。
「一本の矢か…」と呟く不動司令。
グレンの乗る強攻型アクエリオン。
思いのほか、すごい強さでした。
「人間業じゃない」のピエールに「もはや人間じゃないもの」のリーナ。
でも、詩翅(シリウス)も堕天翅族に寝返ってから、嘘みたいに強くなっているので、壮絶な戦いを繰り広げます。
グレンとシリウスの2人と特別仲の良かった麗花は、仲間であったはずの二人が争うことに大ショック!
でも、いくらやめてと呼びかけても闘う二人の心には届きません。
一方のトーマ様と音翅さん。
双翅の翅が人間達に使われていることを知り、涙を流して悲しみます。
トーマ様の頬にチューして、涙をすくう音翅さん。
司令部に戻って。
「すごいじゃないか。これが10体あれば、人類は勝てる」と興奮気味のジェロームに、「一本の矢はたやすく折れる。何体いようと勝てぬ。人が愚かで居続ける限りは」と否定の言葉を口にする不動司令。
しかし、ジェロームはグレンが詩翅を倒したと思ったみたいでしたが、詩翅は無事で、シルヴィアにリストバンドごしに自分の元へ来るよう、再度誘います。
シルヴィアのリストバンドからは赤い光が漏れ、皆の目の前でシルヴィアは赤い翅を撒き散らしながら消えました。
消えたシルヴィアは自動運転をしていた強攻型ベクターマシンにテレポートしたようですね。
それを知ったジェロームはシルヴィアを詩翅の元へ行かせるなとグレンに命じ、そのためならシルヴィアを撃墜してもかまわないと言います。
今日のジェロームは本当に黒いです。
音翅さんは詩翅がシルヴィアを連れてくるかあまり信じてないようですが、トーマ様は二人が血を分けた翼だからと確信を抱いているようです。
「二人でひとつ。ひとつで二人。ひとつだったものが分けられ、それが元に戻ろうとする力。これほど強いものは他にない」なかなか意味深ですね。
シルヴィアがブラコンなのも、それが関係してるのかな?
そんなことしている間に、強攻型アクエリオンがやられちゃって、焦るジェローム。
不動司令「言ったろう。一本の矢はたやすく折れる」
ジェローム「では、どうすれば?」
不動司令「人に答えを求めるな」
ソフィアさん「それは常に己の内にある」
ジェローム、すっごくまぬけな顔です。
でもって、シルヴィア。
最初は駄目駄目言ってましたが、やっぱりブラコン。
何度も詩翅に自分の元に来るよう求められて、「お兄様~vv」と手を伸ばすのですが、そこにアポロが割り込みます。
「シルヴィア、行くな! 俺はお前を絶対行かせない! 合体してやるっ」ってことで、緊急合体です!
アクエリオンエンジェル(笑)!!
詩翅もまた再生合体でケルビム兵を取り替えて再合体し、再びシルヴィアに自分と闘えるのか? そうでなければ自分の元へ来いと誘います。
詩翅のことが大好きなシルヴィアは悩み苦しむのですが、アポロと麗花に仲間として想ってもらい、温かい気持ちになるのですが、そこで詩翅に強制的にリストバンドに隠されていた翅をおもてに出さされ、翅を二人に見られてしまいます。
シルヴィアの前から弾かれるアポロと麗花の魂。
司令部でも詩翅とシルヴィアの翅は見えていて、シルヴィアたちが生まれながらに堕天翅だったのかと波紋が広がるのですが、ここぞというときの不動の名言!
「人が生まれで決まるなら、夢などいらん! 夢を掴むことで人は生まれを乗り越える。それでこそ人。それでこそ夢!」
良い言葉です。
が、今回の詩翅はとってもしつこくて、何度でもシルヴィアを誘います。
「私とお前はこの世でたった二人の血を分けた兄妹。お前の片翅と私の片翅、あわせれば何でもできる。そう、飛ぶことだって。おいで、シルヴィア。私の手を取るんだ。そして飛ぼう。遥かな空の高みへと」
…ここでファフナーの名(迷)セリフを思い出した全国の総一ファンの人、手を上げてー。
ハーイ♪
すみません、シリアスな展開のはずなのに、思いっきり吹きました。
でも、すぐにアポロの待ったが入って、アポロ×シルヴィアに気持ちが傾きました。
「飛ぶこともできないお前に何ができる?」と自分を蔑む詩翅に、 「飛べなくたって、できるさ。夢を掴むことが!」と叫ぶアポロが格好良い。
その手はしっかりシルヴィアの翅の生えていない方の手を握っていました。
尚もアポロを悪し様に罵る詩翅にシルヴィアの心は決まります。
「今、分かった。私のこの翼の生えていない右手は、お兄様と繋ぐためにあるんじゃない。人と、大切な人と結ぶためにあるのよ!」
兄離れの瞬間ですね!
そして、アポロ×シルヴィアが最高に熱い!
シルヴィアに拒絶された詩翅は「分かるかい、この痛みが。最愛の妹に理解してもらえない、この痛みが。この痛みをもたらした元凶を絶つ!」と攻撃をしかけ、シルヴィアは詩翅ともう一度分かりあうためにも、必殺技を披露。
その名も『哀・天使剣』!!
(愛天使でも、哀戦士でもありませんが、とっても恥ずかしいネーミングです)』
剣は弾かれましたが、シルヴィアの念力で戻ってきた剣が詩翅のケルビムマーズに突き刺さり、詩翅は撤退。
戦闘が終わってジュンが見つけたのは、無人システムに入っていた双翅の翅。
「人は皆、その時最良と思う道を選ぶ。だが、それは多くの場合、愚かな選択となる。そこに人の悲しみがある」
不動司令の言葉が重く響きました。
トーマ様「君の大切な人は元気だったかい?」
詩翅「ええ、次は必ず。私の元へ戻ってくるでしょう」
トーマ様「それにしても良かった、ようやく君と並ぶことができるようになれたね」
ホモホモしい二人の危険な気にあてられながらED。
……トーマ様、フェロモン撒き散らすのはアポロ相手のときだけにしてください。
創聖のアクエリオン OP2 Go Tight! AKINO

創聖のアクエリオン Vol.3

創聖のアクエリオン(1) 橘 圭
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