タイドライン・ブルー 第8話
前回、チベットの街中でそれぞれ再会を果たしたキール、ティーン、アオイ、ジョゼ。
キールがティーンの名と一緒にアオイの名も呟いたことから、ティーンと一緒にいる女性が事務総長アオイであると知ったジョゼは、いきなり銃をぶっ放し、アオイを人質にとってティーンを救出?
チベットの人たちは、只者じゃないですね。
すぐそばで銃撃戦が繰り広げられても、動揺のかけらもなく、振り向くことすらせず、一心に祈りを捧げてます。
アオイの喉元に刃物をつきつけるジョゼより、チベットの一般市民の方がよっぽど恐いです。
ティーンはアオイとしばらく行動を共にして、多少なりともアオイに対して情がわいたのか、暴力的なやり方にためらいを見せるものの、ジョゼから銃を受け取り、警備兵に銃を向け、その隙にジョゼがアオイを連れて路地裏に逃げ込もうとするのですが、そこでキールが反応。
「どこ行くんだよ? 待てよ!」とジョゼたちに駆け寄ろうとするのですが、そんなキールに動くなと銃で威嚇していた警備兵にイスラのダチョウが突っ込み、誤発。
キールに向かって銃弾が乱射され、アオイもティーンも激しく動揺!!
疎遠な親子関係であってもキールに対して親子の情があったアオイは、反射的に身を持ってキールを庇い、キールは無事でした。
義理とはいえ、母の愛ですね。
が、ここは本当はティーンにその役をやって欲しかったというのが、ティーン×キール派としての正直な気持ちでしょう。
でも、ジョゼに「ここまでだ、行くぞ!」と声をかけられるまで呆然とし、尚且つ、すぐにはその場を離れられず、思いきりキール達を気にしつつジョゼに続いて去っていったティーンにも萌えました。
で、キールとアオイですが、そんなに簡単に和解できるはずもなく、キールもアオイとジョゼ達の間で少しは迷うんですが、結局、「なんだよ、今更! 俺が一番助けて欲しいときは…」と言い残して、(イスラと再会を果たすためにも、ユリシーズとの繋ぎ役である)ジョゼを追うキールに、アオイはかける言葉をかけることすらできず、見送ることしかできませんでした。
切ない。
一方のユリシーズはパリに来ていました。
新世界地図を見ていたティーンは、ジョゼからユリシーズがドゥーラビィーラに突入したと聞き、ユリシーズがフランスにいると言い当てます。
それから、言いにくそうに「副長、キールと一緒に…」なんて言うものだから、てっきりジョゼがキールと行動を共にしていたことを気にかけているのかと思ったら、「もう一人、ユリシーズに乗り込んだはずですが…」と続いてガックリ。
キールのことを気にしてたんじゃなかったの?
いやいや、本当はキールのことを聞きたかったんだけど、恥ずかしがり屋さんだから聞けなくて、心根の優しい子だから、その次に気になっていた、自分が助産したイスラと赤ん坊のことを聞いたのね……と思うことにします。
勿論、イスラ達が無事なことを聞いて、ほっとしているティーンも大好きです。
でもって、アオイ。
キールの夢を見ていたのですが、途中でキールの姿がティーンに変わり、ティーンの姿で「なんだよ、今更! 俺が一番助けて欲しいときは…」と言われてしまいます!
事務総長の立場として、肝心な時にキールを助けられなかったことをずっと後悔してたんですね。
それに、短い間とはいえ、気にかけていたティーンにまで去っていかれて、アオイにとっては二重にショックだったんでしょうね。
そんなアオイのもとにチェンレーシ様がやってきて、「あなたの心配している人は無事でいます」と言ってくれます。
ほっとしたアオイは、チェンレーシ様に「家族もなく、ほんのささやかな楽しみを味わうこともない、ただ自分の役割を果たすだけの人生が寂しくないか?」と問います。
チェンレーシ様は自分の役割を果たすことができれば自分の人生など取るに足らないものだと言いますが、アオイは、自分自身も今まではそう思って、ヤエツ崩壊時に、混乱した状況で個人的感情で動くことによって規律が崩壊することを恐れ、事務総長としてキールを自分のヘリに乗せて助けることをしなかったのですが、本当はそうではなかったと語ります。
7歳のキールを引き取った時からずっと抱きしめたいと思っていたものの、一度でも抱きしめてしまったら自分は母親になってしまい、不器用な自分は母親と事務総長という二つの立場を両立できるほど器用じゃない。
それでも、キールのことが心配でたまらず、仕事など誰かに任せてあの子を助けに行きたい。
そう言って泣き崩れるアオイに、「もうあの子は、あなたを必要としていない。それでも息子は、必ず帰ってくる」と何かに憑かれたように語るチェンレーシ様。
早くキールと和解できるといいね、アオイさん。
親子愛には弱いので、うるっと来てしまいました。
ジョゼ&ティーンに戻って。
浮きドックを手に入れてユリシーズに戻ろうと話していた二人の前に、キールが現われます。
ジョゼはキールの相手をしている暇はないと冷たく言い放ちますが、イスラの元へ絶対に戻りたいキールは、いち早く海に飛び込んで、浮きドックの元へ。
ジョゼ&ティーンを追って警備兵達も向かってきており、仕方なくキールの後に続くジョゼ。
でもティーンは水が苦手なので、なかなか海に飛び込めません。
それでもすぐそこまで兵が迫ってきて、背に腹は変えられず、勇気を振り絞って海に飛び込むのですが、ティーンは泳げないんですね。
幼少時、母と共に海に不時着したシャトルは発火し、いち早くキールがシャトルからなるべく離れるよう海に放り出され、残ったティーンは炎と押し寄せる水、その後のシャトルの爆発がトラウマになっているに違いありません。
そんなティーンを助けたのはキール!!
萌・えっ!!
双子愛双子愛双子愛っ(以下エンドレス)!!
この調子で、人工呼吸までしてくれたら最高!
…なーんて期待に胸を膨らませつつ、このまま双子を見続けたかったのですが、ここで里山艦長の出番です。
アオイからグールドはフランスにいるはずだと言われた里山は、フランス周辺に兵力を集めることに。
でも、何故アオイがグールドがフランスにいると分かるのか、疑問に思っているようですね。
グールドはグールドでユリシーズを修理しなければ戦えないと判断し、急速潜行。
場面は変わって、船の中で目が覚めるティーン。
(ちっ! キールがティーンに人工呼吸するのを今か今かと待ち望んでいたのに、そのシーンがなかった!!)
でも、あどけなく眠ってる姿とか、キールが自分を助けてくれたとジョゼから聞いて驚く可愛いティーンが見れたし、いっか♪
ジョゼは銃の手入れをしつつ、これからユリシーズを修理するためにも、この浮きドックをフランスに向かわせるため、武力行使も厭わないつもりのようです。
が、二人の話を聞いていたキールは、「そんなもん(銃)出さなくたって、頼みゃあいーじゃん。行ってくれって!」とポジティブに提案。
でもって、 キールからイスラ(ユリシーズ)はどこだと聞かれて、思いっきりたじろいで答えるティーンが可愛すぎ!!
突然、キールに声をかけられて、心の準備が出来てなかったんだね。
ジョゼは話し合いなど無駄で、無防備に乗組員の前に出ようものなら、即座に殺されるか、新国連軍に引き渡されて、どっちにしろ殺される運命だから先手を打ってこの船を自分達の支配下に置くしかないと言い放つのですが、キールはとりあえず頼むだけ頼んでみようと言い、「やれるものならやってみろ。ただし、我々のことは絶対に話すな」とお許しが出ると、あっという間に行っちゃいました。
素早いキールに呆れつつ、「船が混乱したほうが我々には好都合だ」と呟くジョゼに、「もし、拷問でも受けて、キールが我々の存在を喋ったら」なんて建前を言いつつ、今すぐ、無謀なキールの行動を止めたくて仕方ないティーンvv
でも、ジョゼはイスラへ繋がる唯一の道である自分をキールが売ることは絶対にないと言い切り、焦ったティーンは「しかし、本当に殺されるかもしれません!」と本音を漏らします。
そりゃあ、ティーンは大好きなキールにもしものことがあったらと気が気じゃないですよね。
そんなティーンに「仕方ないな」と呟くジョゼは、一応、キールを見殺しにするつもりはないみたいで、もしものときのフォローも考えてはいるようです。
で、キール。
美味しそうな匂いに釣られて食堂に入り、「めっちゃ怪しい」と早々に掴まってしまいます。
船員の子供に『日干し』と『海に放り込む』どっちか選べと言われて、「どっちもヤダ!」と答えたら、「じゃあどっちもだ♪」と楽しそうに言われて、本当に吊るされてしまい、泣きながら「下ろしてくれー。フランスまで一緒に行ってくださーい。潜水艦、直してよぉー!」と頼むのですが、全然取り合ってもらえません。
馬鹿ですね。
でも、そんなお馬鹿なところが好きです。
ティーンはジョゼに何か言いたそうなんですが、言えないまま、ジョゼの後について外へ。
キールは、チベットの賭博屋で合った男と再会するのですが、助けてもらえると思ったのも束の間、再び吊るされそうになって、半泣きのままED。
今回からまたしてもEDの絵が変わりました。
キールが変な顔なのはいつものことなのですが、なんか変な顔のティーン、いたー!!
しかも、キールに押し倒されてるような格好です! なんですか、これ!?
それにそれにっ、キールからの攻撃を避けつつ、反撃しようとして拳を振り上げて、ひどく躊躇うとこも萌えっ!
ティーンってほんっとうにキールのことが大好きなんだねvv
次回も、ティーン×キールでウハウハ出来そうな予感です。

タイドライン・ブルー<1>

OP Blue treasure 栗林みな実

ED 鈴木達央 VOICE
Posted at 23:05:30 | タイドライン・ブルー | コメント:2 | トラックバック:8