レ・ミゼラブル 少女コゼット 第9話
テナルディエ、お前等、いい加減にしろ(怒)!!
先週から暇を見つけては青空文庫さんで原作を読んでいるのですが、ちょうど今読んでいるのが、今回のアニメのシーン。
酔っ払いに背中に雪玉を入れられて逆上し、つい暴力を振るってしまったファンティーヌは逮捕されることに。
ジャヴェールはあの通り、人の本質は変わらないとし、身分で人を判断するところのある人なので、ファンティーヌの言い分に取り合おうともせず、6ヶ月刑務所に入れと命じるのですが、コゼットのためになんとしてでもテナルディエにお金を送らなければならないファンティーヌとしてはそれを受け入れるわけにもいかなくて必死に慈悲を願っていたところを救ってくれたのがマドレーヌ。
自分を不幸に陥れた市長を恨んでいたファンティーヌは、マドレーヌの顔を見て早々、平手打ちくらわせるわ、「今、釈放すると言ったのは誰?」と、マドレーヌが自分を助けるなんて信じられなかったわけですけど、マドレーヌが自分とコゼットを引き合わせてくれると言ってくれて、自分が今までマドレーヌを誤解していたことに気付いたようです。
先週はすっかりやさぐれていたファンティーヌでしたが、優しい心を取り戻したファンティーヌは別人みたいに綺麗になってました。
やっぱ、心って表情に現れるものですね。
とはいえ、長い間の無理が祟って重い病気を患い、余生は短いとのこと。
工場で面倒ごとが起こるのが嫌で、ろくに事情を聞きもせずファンティーヌを解雇したことを悔いていたメイエが仕事で忙しいマドレーヌとアランの変わりにテナルディエ夫婦のところにコゼットを引き取りに行ってくれましたが、コゼットを使ってもっとお金を搾り取ってやろうと口から出まかせを言って法外なお金を請求し、すぐにコゼットを返してはくれません。
本物のコゼットを見せたら自分達がコゼットを大切に扱ってこなかったことがバレるからと、アゼルマを身代わりにしてメイエを騙したり、本当にろくでもないです。
でも、あれだけ胡散臭いのに、簡単に納得しちゃうメイエもどうかと思う。
せめて戻ってきたあと、髪の色が茶髪だったことを伝えれば偽者だと分かっただろうに、スカートのことだけ話したもんだから、ファンティーヌもコゼットが元気だと信じるし。
あ、でも、それを言うなら、ファンティーヌは最初にコゼットの特徴をメイエに伝えとくべきだったのかな。
でも、マドレーヌだけはテナルディエが厄介な相手だと気付いたみたいで、今度は自分でコゼットを迎えに行くとファンティーヌに言ってくれたのですが、今度はマドレーヌ自身に問題が!!
コゼットを迎えに行く前日、ジャヴェールから偽ジャン・ヴァルジャンの話を聞いてしまいました。
普通なら軽い窃盗罪でも、彼がジャン・ヴァルジャンであれば、まず終身刑。しかも、その裁判は明日。
ジャヴェールがそのことを知ったのは、ファンティーヌを釈放したことで反感を買い、マドレーヌをジャン・ヴァルジャンの疑いで通報したことが元だったわけですが、本当にタイミングが悪いです。
まあ、自ら自分の非を認め、罰してもらうようマドレーヌの元へ訪れたのは評価しますけどね。
せっかくファンティーヌとコゼットが再会出来るチャンスだったのに、善人のマドレーヌが偽者をほっとけるとはとても思えず、雲行きがあやしくなってきてしまいました!!

レ・ミゼラブル 少女コゼット 1
OP 風の向こう 斉藤由貴
Posted at 09:37:55 | レ・ミゼラブル 少女コゼット | コメント:0 | トラックバック:7