彩雲国物語 第2シリーズ 第35話
馬鹿って経験でなんとかなるのか……。
王という仕事から逃げ出してしまったことに涙する劉輝。
藍州へ来たのは己のためか、王としてか……王だけが辿り着ける・辿り着いたら願いが叶うとされる縹家の社のある宝鏡山に一人で赴くことにしたようですが、王都に戻るまでには答えが出るのでしょうか。
王都に残り、黎深に何といわれようと劉輝を支えようとする覚悟の悠舜に涙。
楸瑛も九彩江まで自分を追ってきてくれた劉輝に「藍家が王を選ばなくても、私はあの人を選びます」と心を決めたようですし、これだけの人達に愛されてるんだから、泣いてる場合じゃないですね。
次回はパンダと一緒に頑張れ!
劉輝に置いていかれた十三姫はというと、寝言を聞かれたのをきっかけに少しだけ仁との過去を劉輝に話していましたが、迅の目を奪ったのが幼い十三姫の一言だったことにびっくり!
「好きなだけでは幸せにはなれない」と劉輝に語った十三姫ですが、彼女の過去を知ると本当に重たく響きました。
秀麗一向はというと、複雑に絡み合った事件解決に向けて、少しずつ情報を掴んでいっているようです。
静蘭や燕青と違って秀麗が一番ではないけれど、どうすれば秀麗が力を最大限に発揮できるか知っており、フォローすることができると燕青のお墨付きをもらったタンタン。
「顔からして自分と同じ馬鹿だと思っていたのに……」「心配するな。俺はちゃんとバカだ、多分タンタンと同じには」のやりとりに笑った。
自分にはついていけない秀麗の話に燕青がすぐについていけた理由が経験と勘だと知って、「馬鹿って経験でなんとかなるんだ」と納得するタンタンに癒される。
劉輝を探しに九彩江へ向かう秀麗達の前に現われた龍蓮も相変わらずの格好でほっとする。
次回は龍蓮がお役立ちになりそうですね。

彩雲国物語 セカンドシリーズ 第5巻〈初回限定版〉

彩雲国物語隣の百合は白