マクロスFRONTIER 第23話
そんな愛は嫌だ!!
いつの間にやらアルトとシェリルが同棲していたみたいで、V型感染症のこともあって怪我した手をアルトから遠ざけたり、やたら明るく振舞っているシェリルに痛ましさを感じつつも、シェリルにとっては長年の夢だっただろう大切な人との賑やかな食事なんかに、つらい運命だけどせめて恋だけはこのまま成就させてあげたいと思っていたら、ラスト、なんとも言えない展開になってしまいました。
今まで頑張ってきたシェリルには幸せになってもらいたいのに……。
バジュラの元へ向かっていたランカ&ブレラについては、ブレラがハーモニカをランカに託したことがきっかけで、ランカがブレラが自分の兄だということを思い出すも、アイ君がついにバジュラとしての本性を現して連れ去り、ブレラはブレラでグレイスからランカが妹だと聞かされるも強制モードにさせられ、今後はグレイスに利用され続けそうな感じ。
レオンとビルラーからバジュラの生態について聞かされたアルト。
その中で、ランカが生まれながらにV型感染症に感染しており、だからこそ、シェリルのように脳を侵されて死期が早まることなくバジュラと共存できること、バジュアがランカを足がかりに人類を滅ぼそうとしていることが告げられました。
その後、病院で矢三郎と会ったアルトは、もうあまり命の長くないアルトの父親のためにも家に戻ってきてくれないかと強く望まれますが、今はフロンティアの人達をバジュラから守るのが仕事っていう理由を持ち出して、実家に戻るどころか、父親と面と向かって話す気もなさげっぽい。
でも、それって逃げてるだけのように思えるし、アルトが成長するためには一度はちゃんと父親と正面切って本音でぶつかりあう必要があると思うんだけどなぁ~。
そして、その後もいろいろ悩んだ挙句、出した答えが、ランカの歌がこの星を滅ぼすのなら、俺はランカを殺す。
クランにはSMSに入ったのはそもそもランカを守りたいからだとか言ってるし、クランもそんなアルトに「それがお前の愛か?」って言われてるけど、SMSに入る時点でアルトがそんなにもランカのことを考えていたようには思えないし、ものすごく後付けっぽい。
っつーか、本当に好きなら短絡的に「殺す」じゃなく、なんとしてでもランカをバジュラから取り戻す、くらい言えよ、と。
今回の決断にしても、結局、レオンの話に流されているだけのようにしか思えない。
そして、物影からアルトとクランの会話を聞いていたシェリルが切ない。
シェリルは最初からアルトが同情で側にいてくれたことを知っていたんですね。
ルカに優しさは罪。同情と分かっていても縋りたくなるからって言ってましたが、やっぱりそれは自分自身のことでした。
これ以上シェリルに傷付いて欲しくないのに……。

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ライオン
Posted at 17:42:39 | マクロスFRONTIER | コメント:1 | トラックバック:24