地獄少女 三鼎 第11話
共同地獄流し……。
今更ながら感想です。
今回は、あるミステリー小説になぞらえた連続殺人から始まる話。
無責任な噂に不安を感じていた小説の作者である上坂は、ジャーナリストの須美から取材を受けることになり、そこで自分の小説の連続殺人事件との関連を否定し、須美もそれを受け止めた。
そこまでは良かったものの、捕まった犯人の少年が、少しでも刑を軽くしようと犯行と上坂の小説との関係性を主張し、須美の上司が雑誌の売上を伸ばすため、須美の原稿を無断で書き換えたことが原因で、上坂はたちまち避難の的になり、須美もまた信用を貶める行為に憤慨。
そこに、連続殺人の被害者の姉まで現れ……。
まさか、小説家・ジャーナリスト・被害者の姉の3人が協力分担して地獄流しを依頼することになるとは思いませんでした。
しかも、これで少しは世間の風通しもよくなる、たまには3人で集まろうと話していたところを、真実を知らない犯人の親によって上坂自身も地獄に流されることになろうとは!
今回、協力することになった3人にしても、話し合いの機会がなければ、誤解から相手を地獄流しすることもあっただろうし、どこで恨みを買っているか分からないのが恐ろしい。
地獄組メンバーは立て続けに4人も地獄流しすることになって大変でしたね。
忙しかったからか、お仕置きコントもおざなりだったのが残念でした。

地獄少女 三鼎 一