花咲ける青少年 第15話
人の心って難しいんだね。
ルマティが陥れられたことがきっかけで、ラギネイの政権争いに首を突っ込むことになった花鹿達。
ユージィンは王位継承権第3位のイズマル王子に探りを入れに行った帰り、王位継承権第4位のナジェイラに呼びつけられましたが、彼女は自分を楽しませてくれるなら誰が王位についてもかまわない、自分本位な高飛車女でした。
ナジェイラは花鹿にも興味を持っている様子。
気まぐれだし、感情の起伏が激しいし、他者を見下しているのがありありと分かる態度だし、どう考えてもお近づきになりたくないタイプですね。
一方、ユージィンの身を案じて大使に会いに行った花鹿は、そこでローゼンタールとバーンズワースの関係を聞き、カールの父がバーンズワースを憎んでいると知ることに。
自分の名を聞いた途端、カールの態度が豹変した理由も分かりました。
バーンズワースとは敵対関係にあるけれど、花鹿に対して個人的な恨みがあるわけではないカールは、エレベーターで気絶したところを介抱してくれた花鹿への恩を返すために、ユージィンがナジェイラの元へ連れて行かれたまま帰ってこないことを聞いて、ナジェイラの部屋に。
どうやらナジェイラはカールのことが苦手らしく、カールが部屋の前で声をかけると逃げて行ったようで、ユージィンは無事花鹿の元へ帰れました。
ローゼンタールとしては、利発な王も、毒そのものの王女もいらず、ナジェイラをあまりつけあがらせるのもよくないと考えているようですね。
そして、ルマティ。
外へ出たいという欲求を、立人に正論で言いくるめられたものの、余計に意固地になってしまったようで。
立人はルマティの成長を促そうとしているのですが、ポーカーフェイスで意地悪い態度を取られたら、ただでさえ余裕がなく、未だ精神的に大人になりきれていないルマティに立人の真意を察するのは難しいでしょうね。
しばらく大人しくして油断させたところで屋敷から抜け出す算段のようですが、それはイズマルを傀儡の王に企てるカールの望むところ。
次回は勝手な行動に出たルマティがピンチになりそうです。

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