トリニティ・ブラッド 第23話
顔色ひとつ変えずに大量殺人とかするわりに、エステルのことは無視したり、カインの考えはよく分からないのですが、いよいよ物語りも佳境に入ったって感じですね。
目の前でアベルを殺されたエステルの悲しみに満ちた泣き声が胸に痛い。
まわりの皆がアベルの死を悼みつつも動き出しても、丘の上の教会でアベルの眠る棺の前で泣き崩れたままのエステル。
自分がカインとの戦いの邪魔をしたからアベルは死んだのだと、何も出来なかったと……アベルを殺したのは自分だと自分を責め続けるエステルでしたが、エステルの慟哭は責任云々よりも愛する人の死って意味が大きかったのではないかと思います。
ところで、カテリーナ様が赤い髪の女性が眠る棺から取り出し、トレスに託したものって何?
アベルに関係するものなのでしょうか?
アレッサンドロは今回自分が見聞きしたものを無駄にしないためにも、自分が何をすべきかカテリーナ様に相談したいとのことで、カテリーナ様もそんな弟の成長がとても嬉しい様子。
ヴァージルはゲットーを封鎖し、『星』を迎えに。
イザークはカインの部下みたいで、カインの時間稼ぎのためにアルビオンを空から破壊。
「古びた世界を白き炎によって更新する」とか言ってる顔がヤバイ。
たちまち町はパニックです。
ペテロやAxメンバー達は、イザークの攻撃からアルビオンを守るべく、それぞれに出来ることをやろうとしているようですが、どこまでやれるのかな?
さて、エステルの元に来たヴァージル。
そこで語られるエステルの出生の秘密。
エステルはアルビオンの正当な王位継承者だったようです。
アルビオンのために力を貸して欲しいと請われたエステルですが、アベルのことで何も出来なかったエステルは悲しみにくれるばかりで返事が出来ません。
が、「私、あなたの味方です」と、以前アベルが自分にくれた言葉を思い出し、心を決めたよう。
アベルのためにも自分の出来る限ることをやろうと決めたエステルの表情はすごく綺麗でした。
ヘリに乗って民衆の前に現われて演説をはじめたエステルは、一皮も二皮もむけましたね。
すごく神々しい。
イザークに対抗するために、新たに大きな戦艦が出てきたり、次回最終話ですが、どんな結末が待っているのか、乞うご期待!ですね。

トリニティ・ブラッド chapter.3 コレクターズエディション
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