ガラスの仮面 第30話
今回は落ちるところまで落ちていたマヤが立ち上がり、新たな一歩を踏み出す話でした。
そしてついに、マヤ→速水フラグが立った!
速水→マヤのシーンはこれまでさんざん流してきてくれましたが、逆はなかったですもんね。
速水×マヤ好きにはとても嬉しい第一歩です。
亜弓×マヤシーンも良かった。
マヤは誰もが自分を見捨てても、自分を信じて待っていてくれる亜弓さんのためにも演技を磨いて高みを目指そうと思うし、亜弓さんもまた、誰より自分に一番近い場所にいるのがマヤだと思い、住んでいる環境こそ違えど、マヤの考えが手に取るように分かる。
お互い意識しまくることで、女優として成長していく二人。
こういうライバル関係って素晴らしいと思います。
そんなわけで、内容を簡単に追っていってみます。
まずは、亜弓さんとの共演という形での最後の舞台でまたしても嫌がらせにあったマヤが、トキ役として覚醒し、役になりきることが出来たことで、自分がいかに演劇を愛していたかを思い出し、演劇をやめたくないと思ったところから。
亜弓さんは泥饅頭を食べてまで舞台を成功させるために役になりきったマヤを改めて恐ろしい子と思い、去り際にマヤの手を取り「待っているわよ」と伝えます。
マヤもまた「あなたを追いかけていきます」と答え、それに微笑む亜弓さんがまた素敵。
マヤのことを信じてるんですね。
そして、出てきました、真澄さん。
亜弓さんを追いかけようと思うはいいが、出る舞台もないのにどうやって追いかけるつもりだ?
今なら大都芸能と契約切ることをやめることも出来るし、考え直してみないかと持ちかけるのですが、マヤは断固拒否!
その後、真澄さんはマヤを連れて、劇団月影のメンバーのいるアパートへ。
先程のことは誤解だったと和解するマヤと麗たち。
ほっとしたところで改めて、今日の舞台に立たせてもらったおかげで忘れていたものを取り戻せたと真澄さんに感謝を述べるマヤ。
マヤが真澄さんにお礼を言うのはこれがはじめてで、そんなマヤに「なんて優しい笑顔…」とぼーっとさせるくらいの笑みを浮かべる真澄さん。
マヤにお礼を言われたことより、寧ろ、マヤが演劇への情熱を取り戻せたことのほうが嬉しかったんじゃないかな。
真澄さん、マヤの大ファンだもんね。
でも、今日もまたやっぱり厳しい月影先生。
またみんなと演劇をやっていきたいと頭を下げるマヤに、今のあなたは劇団の皆の迷惑になる、まずは汚名を返上しろ!と突き放します。
自分の力でなんとかしなければならなくなったマヤは、まず高校の演劇部に入部しようとするのですが、門前払い。
そんなとき、図書委員の女生徒と「ビアンカ」という本に出会います。
また、帰り道では遊んでいる子供たち相手にパントマイムで何をしているかの当てっこゲーム。
子供は最高の指導者であり、源造からそのことを聞かされた月影先生も満足顔です。
そして今度は学園祭。
マヤは先日会った図書委員の子と、文芸部の男の子の協力を得て、「ビアンカ」の一人芝居を体育倉庫で行うことにしました。
演技だけでなく美術・衣装・照明・演出、すべて自分ひとりで考えなければならない今回の舞台は、マヤを役者として大きく成長させそうです。
そして本番。
マヤは見事、一人芝居を成功させ、ほとんどが野次馬でやってきていた観客達に、芸能界を追放されたことを忘れさせるほど感動を与えました。
観客の希望で再演までやらせてもらえるなんて、よっぽどですよ!
勿論、真澄さんは、水城さんから報告を受ける前からマヤが学園祭で一人芝居をすることをチェックしていたようです。
そして、亜弓さんもまた、マヤの一人芝居の噂を聞いて、マヤが自分に向かって歩み始めたことを実感。
学園祭からしばらくして、少しだけでもいいから自分の演技を観て欲しいと月影先生に土下座して頼み込むマヤ。
簡単なパントマイムをさせたのち、「大事なのは見る側も自分達の記憶で見ている。心の演技を大事にするのよ」と伝え、胸を押さえて倒れた月影先生。
月影先生を心配するものの、月影先生からは演技をやれと追い返されたマヤは、憎んでいたはずの真澄さんに月影先生を頼みます。
他の誰も思い浮かばなかった、とのことですが、なんだかんだでマヤも真澄さんのこと頼りにしてますよねvv
次回、マヤは平凡な女子生徒の一日の話「通り雨」を演じるようです。
原作を読んだとき、この話、結構好きだったので楽しみvv

ガラスの仮面 第三幕
OP zero 幾田 愛子