地獄少女 第5話
今回の地獄少女はいつもと一味違ってました。
あいちゃん萌え~とか、被害者の女の子萌え~とか、一目連も可愛い♪とか思ってこれまで見てきましたが、流石に毎回同じパターンだとつらいものがあります。
でも、今回は違う!
どこが違ってたかというと……。
まず、初っ端からあいちゃんの愉快な仲間たちが普通に働いてます!
骨女
今回の加害者、里穂が設立したベンチャー会社「デッドライン」の新米OL。
主に噂話担当。
輪入道
「デッドライン」の警備員。
隠しカメラで覗きしまくり!
一目連
「デッドライン」系列の店のバイト。
バイト先の店長(中年男)に貞操の危機にあわされかける(嘘)
何故この3人が働いていたかというと、なんと「地獄通信」にいたずらで依頼をしてくる者がいて、真実を知るための潜入調査だったようです!
そもそもいたずら依頼があることからして異例ですが、今回はそればかりではありません。
PCに詳しくない里穂に変わって、裏で株を操作したり、地獄通信へのアクセスまでさせられていた少女、美沙里。
彼女は理穂の遠い親戚とのことでしたが、実は赤の他人。
昔、万引きをしていたことをネタに強請られ、学校にすらろくに通わせてもらえないまま汚い仕事を手伝わされている被害者かと思えば、実は、昔、里穂に父を殺された恨みから、復讐をはたすためにわざと理穂に利用されているふりをしつつ、里穂に復讐を果たす機会をうかがっていた!
おまけに、やっと里穂が殺人依頼をしている証拠を掴み、それを公表して里穂に復讐を果たせるかと喜んだのも束の間、実は美沙里の方が踊らされていて、逆に里穂に依頼された暗殺者によって殺されかける!
そして、殺される間際に地獄通信にアクセスし、あいから説明を受けた美沙里。
いつもなら躊躇うところを、これっぽっちも迷わず紐を解き、復讐を果たす。
人を人とも思わない非道ぶりで自分のためなら誰の命を奪っても笑ってすませていた里穂がこういう人間になったきっかけが、昔、一緒に会社を立ち上げた恋人と友人に裏切られたことから衝動でその二人を殺し、「どんな手を使っても人生のゲームに勝つ。他の人間すべてを犠牲にしても!」という考えに至ったのもちょっとした衝撃ではありましたが、今回一番の衝撃は、復讐を果たしたかわりに死後、地獄に落とされ永遠の苦しみを味わうことになった美沙里が、かつて里穂が「でも、(地獄へ行くのは)何十年も先の話よ。人生なんてしょせんゲーム! ゲームオーバーまで楽しんだ人間の勝ちなのよ!」と美沙里に向かって言ったことを思い出し「そっか。そうよね。このゲーム、思う存分楽しませてもらうわ」と呟いてほくそえんだところ!
背筋がぞわっとしました!
きっと美沙里は第二の理穂になって、これから先、たくさんの人間を踏み台にして人生のゲームを勝ち上がっていくのでしょう。
そして、美沙里によって不幸になった人間が美沙里を恨み、憎み、美沙里を地獄に流して欲しいと思うはず!
これまで以上に爽やかじゃない終わり方ですが、こういうラストもありだと思います。
今までパターン化しまくっていただけに先の展開が読めず、楽しませてもらいました。
Posted at 22:53:29 | 地獄少女 | コメント:4 | トラックバック:25