フジリュー版封神演義の完全版が出ましたね。
これですよ、これ! もう、絵が超美麗なのです!

封神演義 完全版 1

封神演義 完全版 2
しかし、単価980円。マジですか!?
いくらなんでも、ちょっと高くありません? 1冊に2巻分詰め込むならともかく。
くっ! 下手に全巻揃えているだけに、ふんぎりがつかない。1冊買ったら、絶対全巻揃える主義なので、正直、貧乏な私には今後の出費を考えるとかなりつらい。
古本屋に売るとか、処分していたら手放しで完全版を購入なんだけど、私の中でそんなことはありえないし。
でも、カラー名場面ポスターとかカラー口絵が拝めるらしいしなぁ~。それはファンには涎ものだ。
近いうちに、あっさり購入してそうな雰囲気です。
だってほら、私の中でこの作品は特別なので!
思えばあれは、コミックがまだ2巻までしか発売されてなかった頃でした。私が封神演義と出会ってしまったのは。
当時、好きだったのはなんだったかな? 10年くらい前ですよね(資料見てないのでうろ覚え)。
あまりに次から次へといろんな作品にハマるため(しかも、一時期に複数)、どれがどの時期の旬だったかすぐ忘れてしまうのですけど、あの頃の一番はるろ剣?
世間でどんなにマイナーと言われようとも(ってか、マイナーって言われるほどの知名度すらなかった気がする)、可愛い子ちゃん二人の宗剣(宗次郎×剣心)に限りない愛を注いでいました。愛が行き過ぎて、大好きな宗剣サークル様に、頼まれてもないのに自分の描いたイラストやら小説やらまで送り付けました。生まれて初めて、同人誌にゲストとして原稿を載せていただき、記念にその本をいただきました(貧乏な小心者なので、自分で本を作った経験はありません。赤字でも萌えて楽しけりゃいいやーってほど、はじけられません。その点、ネットっていいよね。元手なしで世間に自分の作品を発表できるもの)。とにかく、そんな時期だったと思います。
……って、時期違ってるかも! 別の作品に萌えてたかも。スラダンとかガンダムWとかミラージュとかエヴァとか、とにかくかなり昔なので、もう、どれがどれだか。近所のビデオレンタルショップで、下手すりゃ週10本くらいのペースでアニメビデオも借りてたしなぁ~。
少なくともヒカ碁にハマったのよりは先です。こちらもやっぱり2巻が発売された頃に、封神目当てでイベントに行った時に知って、小学生にしてストーカーの末恐ろしいおかっぱアキラのあまりのヒカルラブっぷりに一気にハマったので。
ちなみに、今あげたすべてにおいて、主人公受けにハマりました。しかも、基本は総受け。
って、随分話がそれたので、戻して戻して。
とにかくもう、初めてこの作品を読んだ時の衝撃は、そりゃあすごかったです!
原作は知らなかったのですが(これは、後日、全3巻読破しましたが、フジリュー版とは全然違いますね)、子供にしか見えない可愛い子ちゃん(しかも、腰、細っ!)がジジイ言葉を喋って(実は本当に72歳のジジイで)、主人公らしからぬ卑怯な手段で敵を倒し、ヒロインはヒロインでめちゃくちゃ可愛い美人さんなのに本当は主人公よりはるかにババアで人間ですらなく、一歩禁断の領域に踏み込めば恐ろし過ぎ! 姉妹には緊張感皆無のロリっ子までいます。しかも、最強なはずのライバルは、構われたがりでデブ猫だけが友達の愉快なピエロでストーカー。その彼が持つ最強と呼ばれる武器は電撃アイス。2巻になると、馬鹿でかいフォークが武器の、女装癖まである思い込みが激しいナルシスト(美形なのは認める)まで出てきました。
次から次へと愛すべき個性派キャラクターがごろごろ出てきます。
何よりほんっとうに面白い! 涙出るくらい笑った。でも、しめるべき時はぎゅっとしめる! そのメリハリがいい。
気が付くと、フジリュー版封神演義の魅力にどっぷりハマって、フジリューは神だと崇めつつ、日々が封神一色に染められ、抜け出せないところまできてました(あな恐ろしや)。
そして、主人公の親友が登場して萌えがMAXまでいっちゃうと、辛抱たまらず、ちょうど半年くらい前からネットライフを始めたってこともあって、ついにはホームページまで作って、毎日SSを更新する始末。アンソロジーにゲストとして参加も出来たし、なんてゆーか、私の人生を変えた作品です。
この作品については、また後日、詳しく語りたいのですが、とにかく読んで損はない作品です。
ぜひ一度、手にとってみてください!