ガラスの仮面 第41話
マヤにとって紅天女への最後の希望である「忘れられた荒野」ですが、オーディションで大量の素人を入れることでまずは人員確保。
役者としてはずぶの素人でも、みんな黒沼監督がそれと見込んだメンバーばかりだし、なにより芝居にかける情熱が良いですね。
ただし、やっぱり黒沼監督と社長の意見が合わないことが原因で、事務所としては「イサドラ!」を芸術祭候補とすることに決定し、「忘れられた荒野」は何年も前に潰れたおんぼろ劇場で公演することになってしまいました。
まあ、そこはそれ、プレゼント好きの紫のバラの人こと真澄さんが、新館同様にリフォームしてくれましたが♪
問題は、マヤの狼少女が現段階で都会の狼であり、狼としてと人間としての遠吠えを鳴き分けられていないこと。
これができないと、今回の劇の魅力は半減するらしく、マヤはなんとしてでも野生の狼の役を掴もうと山へ籠もることを決意。
相変わらず、すごい行動力です。
でも、みんなが心配するので、連絡は先に入れてください。
今回、一番光っていたのはやっぱり聖さんかと!
水城さんも自分の本当の思いを無視して紫織さんとの交際を続ける真澄さんに悶々としてましたが、ヘタレな真澄さんに「本当は正体を明かすのが恐いのではありませんか!?」と厳しいツッコミを入れる聖さん萌え。
真澄さんもあっさり認めましたね。
でも、やっぱりマヤから紫のバラの人としても拒絶され、完全に関係を断たなければならなくなるのが恐いため、一歩踏み出すことは出来ない、と。
しっかりしてください、真澄さん!!
今回、足の悪いただのおじいさんの振りをしてマヤと接触をはかった速水会長は、少なくとも女優としてはマヤのことをかなり好意的に評価しているようだし、マヤはマヤで紫のバラの人に対しては深い感謝と愛情を、真澄さん自身に関してもなんだかんだでかなり気にしている状態なわけだから、死ぬ気でプッシュすればなんとかなりそうなものです。
とりあえず、それ以上紫織さんをその気にさせるような言動は直ちにやめてください。
自分で自分の首を絞めてます。

ガラスの仮面 第42巻 美内すずえ

OP zero 幾田 愛子