獣王星 第8話

「深層」

ティズ、可哀想過ぎ！！

ムーサの狭間に落ちたトールとカリムですが、トール×ティズ好きには複雑な気持ちの展開が来てしまいました。
絶望的な状況にあってもとても前向きで、生命力に溢れ、綺麗で、おまけにザギに捨てられたのをトールのせいにして攻撃をしかけても、怪我を負わされてなお、カリムの身を案じる案じるトールに、今までザギがすべてで、ザギの背中だけ追って生きてきたカリムがほだされてしまいました！！
トールはもともと美人なカリムに一目惚れしてるわけで、行くあてのないカリムを、自分のいる茶輪に招くし、なんだかいきなりラブロマンス的展開になってきてしまいましたよ。
何年もトールのことを一途に想ってきたティズはどうした！？
トールとカリムが良い雰囲気になっている間も、トールの身を案じ、一人で雪の中トールを探してるティズがあまりにも可哀想過ぎ。

一方、トールとティズが行方不明だと知らされ、少数の仲間を引き連れて二人を探しに来たサードとザギが再会。
サードVSザギのとげとげした雰囲気に萌えつつ、普通に黒いザギより、一見、飄々として掴み所がなく秘密主義のサードの方が腹の中どす黒いに違いないと思ったりしてみる。

トールの強運は本当にすごいですね。
わずか一日で、不可能だと思われたムーサの狭間からの生還を、カリムと共に果たしました。
でも、トールの無事に安心したのも束の間、トールからカリムを茶輪に引き取ると宣言された挙句、大切に思ってはいるけど、それは妹を想う気持ちと告げられたティズのショックを思うと胸が痛む。
ティズへのフォローはチェンが担当してくれましたが、この時ばかりは本気でトールが憎かったよ。
あんなに犬っころみたいで可愛いティズのどこが不満なんだよ！！

で、トール・サード・ザギの良い男三人組ですが、サードの忠告がありながらも、トールは結局、ザギの提示した案に従うことに決めてしまったようです。
ザギに獣王の座を譲ってもらい、オーディンに会う。
サードとしては、トールにザギと勝負して勝った上で獣王について欲しかったようですが、トールの目的はあくまでオーディンと会い、真実を知ることなので、必ずしもザギと戦う必要はないわけなんですよね。
それに、手術を受けていないトールには時間がなく、少しでも早くオーディンに会う必要がある。
トールの「時間がない」発言に対し、俺にだって時間がないと独り言を呟くサードの険しい表情が印象的でした。


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