彩雲国物語 第12話
ショタ担当、影月登場!!
無事、適性試験に合格し、管理になる夢にまた一歩近付いた秀麗。
国試の勉強に集中するため、家計を助けるためにしていた賃仕事も辞めることにしたようです。
そんなわけで、秀麗の仕事先のひとつ、花街一の妓楼、姮娥楼で働くのも残りわずか。
妓楼で働くといっても、勿論、色を売るわけではなく、帳簿付けの仕事をしていたわけですが、人気芸妓の胡蝶は特に秀麗のことを気に入っていたようですね。
美人で姉御肌なキャラは大好きです!
今回はこの胡蝶を通じて、秀麗と杜影月が出会いました。
貴陽に着いたばかりだという影月は、どうやら最年少で国試の適性試験に及第した少年っぽいです。
今回は秀麗達にそのことを告げませんでしたが、国試の影響で人の出入りの激しくなっている貴陽で活発化したゴロツキ達に絡まれて倒れていたところを、楸瑛が見つけて、姮娥楼の胡蝶さんのところに預けていたようです。
あとで分かったんですが、姮娥楼みたいな高級娥楼は、とても安全な場所とのこと。
本人の様子を見る限り、どうやらめちゃくちゃ酒癖が悪く、酒が入ると人格が豹変し、しかも酔った時のことを忘れてしまう子らしいので実際どういう状況で影月が拾われたのかよく分かりませんが、ゴロツキに絡まれた挙句、気を失っている間に懐に入れていたお金がほとんどなくなっている影月に同情した秀麗が、しばらく自分のところへ泊まればいいと言ったことから、静蘭と邵可と一緒に秀麗の適性試験合格祝いの食事に出掛けることに!!
そこで、前代未聞の、女であるながら国試を受ける秀麗のことが隣の席の柄の悪い連中の間で話題になったのですが、秀麗のことを馬鹿にする男達の机を商売道具のピアノ線みたいのを使ってバラバラにする邵可がとっても素敵でしたvv
流石、黒狼!
でも、その後、すぐに影月が国試に必要な札がなくなっていることに気付き、外に飛び出してしまったため、影月を追いかけていった秀麗も一緒に、前日、影月に絡んできた男達に絡まれることに。
口に出すには少々憚られる方法で影月に絡んでいた男を撃退した秀麗は、再び、姮娥楼に戻ることになったのですが、そこには、楸瑛と絳攸と共に劉輝の姿が!!
いや、それにしても、劉輝。
花街にいることを怒る秀麗に、慌てて「予ならこんな所に来ずとも、自分の所でいくらでも出来る!」って……。
素直で実に劉輝らしいけど、それ、すごい失言!
勿論、秀麗の怒りを更に買ってしまいました。
でも、そんなお馬鹿なところが好きvv

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彩雲国物語―はじまりの風は紅く― 雪乃 紗衣
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