彩雲国物語 第15話
今回の主役は絳攸!!
絳攸好きなので、今回は最初から最後まで絳攸がいっぱいで、ウハウハでした。
秀麗と影月は相変わらず厠掃除と靴磨きの仕事で風当たりも強いようでしたが、前向きに頑張っていました。
どちらかというと、秀麗達を見守る者達の方が複雑な心境の様子。
ブラコンで叔父馬鹿で隠れ後見人な紅黎深の方が秀麗が辛い目にあっていることへの苛立ちも大きいようで、劉輝相手にちくちく厭味交じりに直訴を!
黎深の養子の絳攸は、そんな黎深の秀麗や邵可への態度と自分への態度の違いに憂いがち。
秀麗には激甘なのに自分には厳しかったり、自分に『紅』の姓を与えてくれなかったり、自分は黎深に愛されてないんじゃないかと悩む姿が可愛くて、そんなことはないよと、頭を撫で撫でしてあげたくなりました。
でもまあ、黎深が幼い絳攸を引き取った理由が、同じ頃、静蘭を引き取った兄・邵可の気持ちを身を持って理解するために目に付いた子供を引き取ることにしたっていうんだから、不安にもなりますよね。
慣れない酒をあおって静蘭にまで絡んで……いつもの絳攸らしくないのですが、それだけ追い詰められてるってことで……。
でも、黎深のことで落ち込んでいても、秀麗のことは変わらず気遣ってあげてるところは流石。
秀麗に嫉妬して、多少の意地悪をしたっておかしくない状況なのに、秀麗に当たることはないですから。
そんな絳攸の悩み解決に一役買ったのが楸瑛!
裏から邵可に絳攸に真実を話してもらうよう手を回し、黎深が絳攸に『紅』の姓を与えないのは、黎深自身が『紅』家が嫌いで、尚且つ、絳攸には自由に生きてもらいたいから。
天邪鬼な黎深なりの愛ってことが分かって、絳攸もかなり心が癒されたんじゃないかな。
楸瑛×絳攸好きとしても、楸瑛が絳攸を気にかけてくれてるのが嬉しくて、とても満足な回。
今度は、自分がどのような道を歩んでいけばいいのか迷っている静蘭が一歩前進する番ですかね。

彩雲国物語 第2巻〈初回限定版〉

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