僕等がいた 第3話
矢野も好きですが、竹内派の私です。
まあ、それはともかく、今回は矢野と会えない日が続く夏休みの話。
好きな人には毎日だって会いたい恋する乙女にとって、自由な時間はいっぱいあっても、夏休みって言うのはやっぱりつまらなく、寂しいもの。
文化祭の練習という名目で矢野と会える臨時登校の日を指折り数えて楽しみに待っていても、その度に矢野は登校してこず、ますます気持ちが落ち込んでいく毎日。
そんなある日、友達から矢野も誘ったから夏祭りに一緒に行こうってことになって、現金なもので一気に元気になり、わざわざ浴衣着ておめかしして出掛け、浴衣姿を皆に褒めてもらったものの、肝心の矢野はやってこず、しょぼん。
結局、その日は矢野とは会えずじまいでしたが、偶然会った竹内君がわざわざ矢野に呼び出しの電話をかけてくれたり、浴衣姿を褒めてくれたり、こっそり七美の浴衣姿を写メールで矢野に送ってくれたりで、ホント、優しくて良い人だなぁ~とにまにましました。
いつまでたっても矢野に会えない七美は、直接、矢野家へ。
元気そうに見えて、やっぱり、夏は奈々のことを思い出してアンニュイな矢野に、ずっと見守ってるって伝える七美が可愛い。
その後、劇の練習に矢野が学校に出てきたのは、やっぱり七美の影響でしょうね。
少しずつですが、確実に距離の縮まってる二人です。
未だに奈々の夢を見る矢野は奈々のことをふっきれてないようですが、それでも次回予告では七美と両想いになるっぽい。
ところで、奈々の元カレって、顔は良いけど暴力男だったんですね。
奈々って男の趣味、悪い?
でも、死んだときに元カレと一緒にいたってことで、どんな子だろうと思っていた奈々ですが、美人なのに気さくで明るい可愛い子でした。
どんな理由で、もう元カレと会うなっていう矢野との約束を破ったのかはまだ分かりませんが、もっと奈々のこと知りたくなったかも。

僕等がいた (10) 小畑 友紀

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