地獄少女 二籠 第7話

「絆」

今回も地獄組のコントがなかったのですが…（沈）。

溺愛している息子を交通事故で亡くした母親が、息子を喪ったショックから精神を病み、家庭崩壊を招く話…だったわけですが、とにかく、最初から最後まで鬱な内容でした。

今回の話の主人公は、妹の恵美。
家事一切を放棄し、病的なまでに息子のことに過剰反応する母親と、優しくはあるんだろうけどどうにも頼りなく、母を支えることができない父の間で健気に生きてきたわけですが、日増しにエスカレートしていく母の錯乱振りに悩まされる一方。
この母親、道路の整備が悪いのが原因だと行政と真っ向からやりあったり、ＨＰで同情票集めたり、リアルなところが余計に恐ろしい。
明らかにイっちゃってる目がヤバ過ぎる！！

そして、ある日、兄の机の引き出しに入っている藁人形を見つけてしまいます。
冒頭であいちゃんが藁人形を渡すシーンがありましたが、その相手は兄だったようですね。
あいちゃんが、恵美には誰が兄が地獄に流したい相手か分かっているはずだと言ってましたが、そりゃもう、あの人しかいないだろうってすぐに気付きましたよ！！

行政が道路を整備することになり、一時はこのまま快方に向かい、糸を解かずにすむかと思われましたが、行政が道路整備をする理由として、兄の事故とはまったく関係がないと言ったことから事態はますます悪化。
しまいには、息子の本を出してもらうんだと大金をサラ金から借りてきたり、母親のヒステリー＆錯乱ぶりが伝染した父親まで「もう、どうなったっていい」みたいな心境に陥り、本当に家庭崩壊。
生前、母親の病的な溺愛ぶりに辟易しており、母さえいなければ、良い家族でいられるのにとぼやいていた兄の言葉を思い出した恵美は、ついに糸を解いてしまうのですが、母親が地獄に流された後、父は母を捜しに出て行ってなかなか帰って来ないし、恵美も誰もいない食卓で「家族なら皆揃ってるじゃない」と呟いたりするしで、本当にすっきりとしない。

地獄に流された母親といえば、地獄組のコントがなかった上に、地獄に行けば息子に会えると、一目連の話も聞かずに大はしゃぎだし、なんだかなぁ～って感じ。

それでも、記者になりすますため、スーツ姿の一目連とか、今回も地獄行きの舟に同乗する一目連に萌えました。

でもやっぱ、加害者をお仕置きする地獄コントが見られないのは寂しい。
次回こそ、よろしくお願いします！！


地獄少女 9

地獄少女 二籠 箱ノ一

OP Nightma SNoW